ご訪問ありがとうございます。
今日は仕事のお話を少し…
今日訪問したご利用者のAさんはパーキンソン病で要介護4。
ほとんどベッドに寝て過ごしています。
目も不自由でうっすらと靄がかかっているようにしか見えないし、瞼が明けにくい状態です。
不随意運動もあります。
元気な頃はお料理が好きで家族のために凝った料理を作るのを楽しみにされていました。
パーキンソン病となり思うように身体が動かなくなってからは料理をするのも諦めてました。
でも、やっぱり息子のためにお世話になっている人のために料理が作りたいとの思いは強く、訪問看護の看護師さんがリハビリも兼ねてと一緒に料理を作ってくれることになりました。
今日がその日でした。
寝ていたAさんはむっくり起き上がり、今日は「アップルパイを作る」と嬉しそう。
正直不随意運動もあるAさんに料理なんてできるんだろうかと私自身無理じゃないのと思っていた部分もありました。
ところがです。
包丁を持つ手はぎこちないながらもリンゴの皮をきれいに剝いていかれるのです。
そして料理の手順を看護師さんに説明しながら、できないことは看護師さんに手伝ってもらい、おいしそうなアップルパイが出来上がりました。
満足げなAさんの顔を見るととても嬉しい気持ちになりました。
できたことをともに喜んで、また次も作ろうという気持ちになることはとても大切で、その達成感が次につながるのです。
どうせ無理だからと機会を作らなければできることもできなくなってしまいます。
小さな目標でも達成する喜びを味わえば、また次も頑張ろうという気持ちが湧いてきます。
心が動けば身体が動く
今日はこの言葉を目の当たりにしました。
ついつい「どうせもう無理でしょ」と諦めてしまう方が大勢います。
私自身も「無理じゃないの」と思ってしまうこともあります。
でも、諦めたらおしまいです。
可能性を信じてご利用者の心が動くケアをしていきたいと改めて思った日でした。
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